西宮の英会話カフェ It's a Small World ! のページです。英語カフェ
今回は、先日お店での会話中に出てきた、英語的発想と日本語的発想の違いの例です。まず、
I have to go to Kyoto today, but I will go to Nara.
これを見てどう思うでしょうか?
日本語的に考えると、
「今日京都に行かなければならないけど、奈良に行く」
となって別に変ではありませんね。しかし英語的にはかなり変な表現になります。なぜなら、
I have to go to Kyoto today
と言った時点で、それは決定事項だからです。それを覆して奈良に行くと言う事は、have to の意味に反していて、自己矛盾を含んだ表現になってしまうのです。なので、
I should go to Kyoto today, but I will go to Nara.
「今日京都に行くべきだけど、奈良に行く」とか、
I want to go to Nara today, but I have to go to Kyoto.
「今日奈良に行きたいけど、京都に行かなければならない」(奈良には行けない)とか、シチュエーションに合わせて少し表現を変えなければ、ネイティブスピーカーには変な感じに聞こえるでしょう。
単語を辞書で調べて直訳すると微妙に意味が変わる事がありますが、表現そのものでもそういった事が起こります。なので、辞書や参考書で学ぶだけではなく、実用表現にも慣れていって下さいね。
こういった違いはいくつもあるので、また取り上げます。
Copyright(C)
B-Blog project All rights reserved.